腰痛を防ぐ
日常生活の注意点
介助する方の負担を軽くするために、日常生活の注意点などをご紹介します。
腰痛は、筋力の低下、柔軟性の低下、悪い姿勢などによって助長されてしまいます。そこで具体的な予防法をご紹介します。
- 太りすぎに注意。太りすぎにより、腰の反りが強くなり、負担がかかります。体重を減らすだけで腰痛が治ることさえあります。
- 姿勢に気をつけましょう。お尻をつき出すと背骨に負担がかかり、よくありません。
- 立ち仕事のときは片足を台の上にのせると腰が楽になります。
- ふかふかのベッドや布団は腰によくありません。
- うつぶせの姿勢は首や腰に無理がかかるのでよくありません。
- あお向けに寝るときは、ひざの下に二つ折りした座布団を置くと腰が楽になります。
- 横向きに寝るときは、ひざを少し曲げると腰が楽です。
- 座る場合は、ふかふかの椅子は腰によくありません。椅子の高さがあわないときは足台を置いて腰の負担を減らします。
らくな介助をするために
リハビリ等の対象となる方の体を引き上げるときなど、重いものを持ち上げるときはなるべくその対象に近づいて、ひざの曲げ伸ばしを使います。ひざを伸ばしたまま中腰で持ち上げると腰を痛めます。
介助される方が体重を後ろにかけると、介助に力が要ります。逆に前にかけると少ない力で介助することができます。こういったことを踏まえた上で、相手の体重や力を上手く導くと、より介助者の体に負担をかけずに介助することができます。
介護する方も、自分の身体をいたわってあげましょう。